| 六義(りく‐ぎ) |
〔1〕『詩経』にいう漢詩の六種の分類、すなわち風(事)、賦(義)、比(類)、興(感)、雅(政)、頌(成功)。〔2〕紀貫之が『詩経』にならって『古今集』の序で述べた和歌の六種の分類。そえ歌(風)、かぞえ歌(賦)、なずらえ歌(比)、たとえ歌(興)、ただごと歌(雅)、いわい歌(頌)。 |
| 六経(りく‐けい) |
中国の六つの経書、すなわち『詩経』『書経』『易経』『春秋』『礼記(らい‐き)』『楽記』(のちに『周礼』)。五経に『楽記』を加えたもの。 |
| 六 (りく)芸 |
中国は周の時代に士以上〈士大夫(し‐たい‐ふ)〉が必ず学ぶものとして定められた六種の技芸。礼(礼法、法律)、楽、射(弓術)、御(馬術)、書(文学)、数(計算術)。 |
| 六書(りく‐しょ) |
漢字構成および漢字用法に関する六種。象形、指事、会意、形声、転注、仮借(か‐しゃ)。 |
| 六国史(りっ‐こく‐し) |
奈良から平安時代にかけて編集された歴史書。『日本書紀』『続(しょく)日本紀(ぎ)』『日本後紀(こう‐き)』『続日本後紀』『日本文徳(もん‐とく)天皇実録』『日本三代実録』。 |
| 六体(ろく‐たい) |
〔1〕書道で、漢字の六つの書体。大篆(だい‐てん)、小篆、八分(はっ‐ぷん)、隷書、行書、草書。また、古文、奇字、篆書、隷書、繆篆(びゅう‐てん)、虫書。「六書」「りくたい」とも。〔2〕和歌で六種の歌体をいう。長歌、短歌、旋頭(せ‐どう)歌、混本(こん‐ぽん)歌、折句(おり‐く)歌、沓冠(くつ‐かぶり)歌。 |
| 六大州 |
アジア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア。 |
| 六道 |
仏教で、衆生が善悪の業によって、生まれかわり死にかわってめぐると説く六つの迷界。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上。 |
| 六曜 |
江戸後期から一般に使われている民間の暦注〈暦に記入される事項〉のひとつ。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口(しゃっ‐こう(しゃっ‐く))。「六輝(ろっ‐き)」とも。 |
| 六大 |
仏教で、万物を構成する六つの要素。地大、水大、火大、風大、空大、識大。「六界」とも。 |
| 六家集 |
鎌倉初期、新古今時代の代表的な歌人六名の私家集。藤原俊成の『長秋詠藻(ちょう‐しゅう‐えい‐そう)』、藤原良経の『秋篠月清(あき‐しの‐げっ‐せい)集』、慈円の『拾玉(しゅう‐ぎょく)集』、藤原定家の『拾遺愚草(しゅう‐い‐ぐ‐そう)』、藤原家隆の『壬二(み‐に)集』、西行の『山家(さん‐か)集』・ |
| 六歌仙(ろっ‐か‐せん) |
『古今集』の序で紀貫之(きの‐つら‐ゆき)が論評した平安初期の六人の和歌の名人。在原業平(あり‐わらの‐なり‐ひら)、僧正遍昭(そう‐じょう‐へん‐じょう)、喜撰(き‐せん)法師、大伴黒主(くろ‐ぬし)、文屋康秀(ふん‐やの‐やす‐ひで)、小野小町。 |
| 六根 |
仏教で、人の迷いのもととなる六つの感覚器官。眼根(げん‐こん)、鼻根、耳根(に‐こん)、舌根、身根、意根。 |
| 六腑 |
漢方でいう、大腸、小腸、胆〈肝臓〉、胃、三焦〈心臓と膀胱(ぼう‐こう)のあいだにあるとされる三つの部分。上焦・中焦・下焦に分かれ、消化と排泄(はい‐せつ)に関係する〉、膀胱。 |
| 六法 |
憲法、刑法、民法、商法、刑事訴訟法、民事訴訟法の六つの法律。 |