18, 表現の強め方
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語順を変える
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語句を倒置する
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問いかけや呼びかけの形にする
適切な強調は読み手の共感を得ることができる。ただし、度が過ぎないようにすること。書き手は満足するかもしれないが、読み手はあきれてしまうかもしれない。
語順を変える
通常の語の並びをひっくり返す方法である。
【基本例】
きのう私は山田君と川へ釣りに行った。
【書き換えた例】
- 私が山田君と川へ釣りに行ったのは、きのうだった。←行った日の強調。
- きのう山田君と川へ釣りに行ったのは、私だった。←山田君といっしょに行った人の強調。
- きのう私が川へ釣りに行ったのは、山田君とだった。←私がいっしょに行った人の強調。
- きのう私が山田君と川へ行ったのは、釣りのためだった。←きのう何をしに行ったのかの強調。
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語句を倒置する
文の中の特定の語句を入れ換える方法である。
【基本例】
もたもたしていないで、早く会社へ行きなさい。
【書き換えた例】
もたもたしていないで、会社へ行きなさい、早く。
【基本例】
いつまでも取っておかないで、さっさとそれは捨ててしまいなさい。
【書き換えた例】
いつまでも取っておかないで、さっさと捨ててしまいなさい、それは。
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問いかけや呼びかけの形にする
文末を問いかけや呼びかけの形にすると、読み手はその内容に引き込まれるような印象をもつ。書かれた内容を読み手と書き手が共有できる。
【基本例】
日ごろの自分の行いを反省する。
【書き換えた例】
- 日ごろの自分の行いを反省しなくてもよいのだろうか。
- 日ごろの自分の行いを反省しようではないか。
強調の方法には、さらに次のようなものがある。
〔1〕二重否定も強調の方法の一つである。
【基本例】
この感動を日記に書いた。
【書き換えた例】
この感動を日記に書かないではいられなかった。
しかし、実用的な文章では、誤解を避けるためにも、避けたほうがよい(14 避ける」を参照)。
〔2〕文末を「~のだ(のです)」として、強調する方法もある。ただ、文章の流れを妨げることが多いので、用いないほうがよい。
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(『ことばの知識百科』三省堂刊より)