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ないがしろ|
内緒|
名残|
謎|
鳴り物入り|
二束三文|
にっちもさっちも|
二の句が継げない|
二の舞|
にべもない|
二枚目|
女房|
猫ばば|
根回し|
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| ないがしろ |
軽んじてはならない人や物事を軽んじること。語源は「無きが代(しろ)」で、目の前にいるのにいないかのようにふるまうこと。無いも同然の意で、漢字で書くと「蔑ろ」。すなわち「蔑ろにされる」といえば、蔑視されている意を表わす。
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内緒 |
秘密ごと。うちわの事情。関係者以外には知らせないで事を済ますこと。もと仏教語で、「内証(ない‐しょう)」の変化したもの。さらにその元をたどれば「自内証」の略語で、自らの心のうちに真理を悟ることをいう。
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名残(なごり) |
物事が過ぎ去ったあとに、まだそれを思わせる印が残っていることをいう。また、人と別れるにしのびない気持ち、別れたあとまでもその人の印象が強く残っていることなどをいう。語源は、波が残るようすをいう「波残り」で、それが詰ったもの。大風がやんでもまだしばらく波が立っていること、また、波がひいたあとに浜に残る海水をいい、古くは「余波」と書いた。
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謎(なぞ) |
「何ぞ」の略。何だろうかと疑問がわいたときに、なぜだろう、どうしてだろうと「何ぞ」と問いを発した疑問そのものが謎ということばになったわけである。またことば遊びの「なぞなぞ」も「何ぞ何ぞ」が詰ったものである。
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鳴り物入り |
前宣伝がおおげさなようす。期待外れの結果を伴ったり予測されたりする場合に多くいう。「鳴り物」とは、歌舞伎(か‐ぶ‐き)で鉦(しょう)・太鼓・笛など、助奏に用いられる楽器の総称。鳴り物を入れて拍子をとること、また場をにぎやかにすることを「鳴り物入り」といったことに由来する。
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二束三文(に‐そく‐さん‐もん) |
数が多いが、ただ同然の安値しかつかないことをいう。多く捨売りする際の値段にいう。江戸時代の初期に、金剛草履(わらじ)というわらじが二足で三文の値段で売られたことに由来する。
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にっちもさっちも |
通常「にっちもさっちも行かない」という形で用いられる。行き詰ってしまってどうにもならないありさま。また、どうやりくりしても必要な金が算段できないことをいう。漢字で書くと「二進も三進も」で、算盤(そろ‐ばん)の割算の「二進一十(に‐しん‐いん‐じゅう)」「三進一十(さん‐しん‐いん‐じゅう)」から出たことばで、二を二で割ると割り切れて商一が立ち、三を三で割ると割り切れて商一が立つことを意味することから、計算のやりくりをさす。
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二の句が継(つ)げない |
「二の句」とは次のことば。議論で、言い負かされてしまって、次のことばが出てこないありさまをいう。語源は平安時代の雅楽の朗詠。朗詠は三段に分けて歌われたが、一段目を一の句といい、低音域、二段目を二の句といって、高音域、三段目を三の句といって、中音域になっていた。そのため二の句から歌い出した者は、高音域を続けなければならず、息切れしたりすることが多かった。「二の句」を続けるのは難しい、という言い回しから出たことば。
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二の舞 |
同じことを繰り返すことをいう。また、「二の舞を踏む(演じる)」という成句で用いられて、分かっていながら前の人と同じ失敗を繰り返してしまうことをいう。語源は奈良時代に流行した「伎楽(ぎ‐がく)」という仮面劇の「安摩(あ‐ま)」の舞。最初にのっぺらぼうの仮面をつけた二人の舞い手が優雅に舞い、その舞が終わりに近づくと、笑い顔の面をつけた老翁(ろう‐おう)と病の顔の面をつけた老婆が前の舞をまねて踊る。しかし、うまくまねられずに笑いを買う。この舞を「二の舞」といったところから来たことば。
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にべもない |
愛想も思いやりもないこと、取り付く島がないことなどをいう。漢字で書くと「鰾膠も無い」。「鰾(ふえ)」とは魚の浮袋のことで、「鰾膠」とは「にべ」とも「にべにかわ」ともいい、「にべ」という蒲鉾(かま‐ぼこ)などの原料となる海魚の浮袋からつくる「膠(にかわ)」のこと。強い粘り気があって、食用・薬用・工業用などの接着剤を作る。粘り気から転じて、人の情愛や親密感をいうが、普通「にべもない」という否定の形で用いられる。
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二枚目 |
美男子、色男の異称。語源は江戸時代の上方歌舞伎(か‐ぶ‐き)の芝居小屋の前に掲げられた八枚看板。俳優の絵姿を描いたものだが、一枚目に一座の一番の人気役者、二枚目に若い色男の役を勤める役者、と決まっていた。そこから色男を「二枚目」というようになった。ちなみに三枚目には道化役が描かれ、滑稽(こっ‐けい)な味のある人を「三枚目」というようになった。
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女房 |
現在では自分の妻をこう呼ぶが、本来は身分の高い女性をいった。古くは女官の部屋の意で、平安時代、貴族が自分の娘を後宮に入れるようになると、知識もあり身分も高い女官は后や妃の教育の任につき、個室が与えられた。その部屋が「女房」で、やがてそこに住む女官の敬称としても用いられるようになった。中世に入ると、一般に女性をいうようになり、安土桃山時代あたりから自分の妻をさすことばとして用いられるようになった。
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猫ばば |
拾った物などをそのまま自分の物にして、素知らぬ顔をすることをいう。ことばの由来はもちろん猫。「ばば」は「糞(ふん)」のことで、猫が糞をすると、必ず足で砂をかける動作をすることから、悪事をはたらいて素知らぬ振りをすることにたとえたもの。
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根(ね)回し |
交渉などを成立させるために、あらかじめ関係方面にしておく話し合いなどの工作をいう。事前交渉。もともと造園の用語で、木を移植する際、一、二年前に根の回りを植え変える穴よりもやや大きめのところで切断して、細根の発達を促して移植を安全にする処置のことをいう。 |