| 四夷(し‐い) |
漢民族がいう四方の異民族。東夷(とう‐い)、西戎(せい‐じゅう)、南蛮(なん‐ばん)、北狄(ほく‐てき)。 |
| 四維(し‐い) |
〔1〕国家を維持する四つの大綱、すなわち礼(れい)、義(ぎ)、廉(れん)、恥(ち)の四徳。〔2〕方位で、乾(いぬい)〈北西〉、坤(ひつじさる)〈南西〉、艮(うしとら)〈北東〉、巽(たつみ)〈南東〉の四隅。 |
| 四時 |
春、夏、秋、冬。 |
| 四駅(四宿) |
江戸時代、五街道の出発点として栄えた駅。千住(せん‐じゅ)〈日光・奥州街道〉、板橋〈中山道〉、品川〈東海道〉、内藤新宿〈甲州街道〉。 |
| 四恩 |
仏教で、人が生きていくうえに受ける四つの恩。三宝の恩、国王の恩、父母の恩、衆生(しゅ‐じょう)の恩。 |
| 四教 |
『礼記(らい‐き)』の四つの教え。詩、書、礼、楽。 |
| 四苦 |
仏教で、人生における四種の苦痛。生、老、病、死の総称。 |
| 四苦八苦 |
四苦に愛別離苦(あい‐べつ‐り‐く)〈愛するものとの別れ〉、怨憎会苦(おん‐ぞう‐え‐く)〈憎しみ合うものとの出会い〉、求不得苦(ぐ‐ふ‐とく‐く)〈欲しいものが手に入らない苦しみ〉、五陰盛苦(ご‐おん‐じょう‐く)〈人間の存在そのものの苦しみ〉をあわせたもの。「八苦」に同じ。 |
| 四君子 |
中国、日本絵画に描かれる梅、竹、蘭(らん)、菊。高潔なその美を君子にたとえていう。 |
| 四家 |
〔1〕藤原氏の四家。南家、北家、式家、京家。〔2〕茶道四家。表千家、裏千家、武者小路千家、薮内(やぶの‐うち)家。 |
| 四国 |
阿波(あ‐わ)(徳島)、讃岐(さ‐ぬき)(香川)、伊予(愛媛)、土佐(高知)。 |
| 四獣 |
〔1〕虎(とら)、豹(ひょう)、熊(くま)、羆(ひぐま)の総称。〔2〕「四神」に同じ。 |
| 四書 |
儒学で重んじられる四つの主要書。『大学』『中庸(ちゅう‐よう)』『論語』『孟子(もう‐し)』。 |
| 四神 |
〔1〕天の四方の方角を司る神。青竜(せい‐りょう)〈東〉、白虎(びゃっ‐こ)〈西〉、朱雀(すざく)〈南〉、玄武(げん‐ぶ)〈北〉の神。〔2〕中国で、四季を司(つかさ)どる神。句芒(こう‐ぼう)〈春〉、祝融(しゅく‐ゆう)〈夏〉、蓐収(じょく‐しゅう)〈秋〉、玄冥(げん‐めい)〈冬〉。 |
| 四姓(し‐せい(しょう)) |
〔1〕同時代の著名な四家。とくに源氏、平氏、藤原氏、橘(たちばな)氏の四氏〈源平藤橘(げん‐ぺい‐とう‐きつ)〉をいう。〔2〕インドの厳格な身分制度。バラモン〈司祭〉、クシャトリヤ〈王侯・武士〉、バイシャ〈庶民〉、シュードラ〈隷属民〉の四階級。 |
| 四声(し‐せい(しょう)) |
中国の漢字音の高低法。平声(ひょう‐しょう)、上声(じょう‐しょう)、去声(きょ‐しょう)、入声(にっ‐しょう)。 |
| 四則 |
算術の加法、減法、乗法、除法。 |
| 四大 |
〔1〕老子のいう四つの偉大なるもの。道、天、地、王。〔2〕万物を構成する地、水、火、風の四元素。 |
| 四大(し‐だい)奇書 |
中国の四つの長編小説。『水滸伝』『三国志演義』『西遊記』または『西廂(せい‐そう)記』、『金瓶梅(きん‐ぺい‐ばい)』または『琵琶(び‐わ)記』。 |
| 四大師 |
伝教大師〈最澄〉、弘法大師〈空海〉、慈覚大師〈円仁〉、智証大師〈円珍〉。また、伝教大師、慈覚大師、智証大師、慈恵(じ‐けい)大師〈良源〉。 |
| 四大寺 |
朝廷の祈願寺院。奈良時代の薬師寺、元興寺、興福寺、大安寺。平安時代の東大寺、興福寺、延暦寺、園城(おん‐じょう)寺〈三井寺〉。 |
| 四大弟子 |
釈迦(しゃ‐か)の弟子のうち、とくにすぐれた四人のこと。舎利弗(しゃ‐り‐ほつ)〈または迦旃延(か‐せん‐ねん)〉、須菩提(しゅ‐ぼ‐だい)、目 |
| 四端 |
孟子が人は生まれながらにしてこれを持つという仁、義、礼、智の道に進む糸口の心、すなわち惻隠(そく‐いん)、羞悪(しゅう‐お)、辞譲、是非の四つの心。 |
| 四天王 |
〔1〕仏教で帝釈(たい‐しゃく)天に仕え、四方を護(まも)る護法神。持国(じ‐こく)天〈東〉、増長(ぞう‐じょう)天〈南〉、広目(こう‐もく)天〈西〉、多聞(た‐もん)天〈北〉。〔2〕源頼光の四天王は、碓井貞光、卜部季武(うら‐べ‐すえ‐たけ)、渡辺綱、坂田金時。〔3〕木曾義仲の四天王は、今井兼平、樋口兼光、楯親忠(ちか‐ただ)、根井行親。〔4〕徳川家康の四天王は、酒井忠次、井伊直政、本多忠勝、榊原康政。〔5〕和歌の四天王は、室町時代の頓阿、兼好、浄弁、慶運。江戸時代の蘆庵、澄月、慈延、蒿蹊(こう‐けい)。 |
| 四徳 |
西洋哲学で、プラトン以降重視されている主な徳。英知、勇気、節制、正義。 |
| 四 (し)拍子 |
お囃子(はや‐し)で、笛、太鼓、大鼓(おお‐つづみ)小鼓の四楽器。 |
| 四民 |
江戸時代の身分階級で士、農、工、商の四階級に応ずる民。 |
| 四門 |
〔1〕法令の四門。律、令(りょう)、格(きゃく)、式。〔2〕内裏外郭の東西南北の門、建春門、宜秋(ぎ‐しゅう)門、建礼門、朔平門の総称。〔3〕密教の曼荼羅(まん‐だ‐ら)でいう四方。発心(ほっ‐しん)門〈東〉、修行門〈南〉、菩提(ぼ‐だい)門〈西〉、涅槃(ね‐はん)門〈北〉。 |
| 四座(よ‐ざ) |
能楽の四家。観世(かん‐ぜ)、宝生(ほう‐しょう)、金春(こん‐ぱる)、金剛(こん‐ごう)。 |
| 四大悲劇 |
シェークスピアの有名な四つの悲劇。『ハムレット』、『リア王』、『マクベス』、『オセロ』。 |
| 四大文明 |
世界最古の文明。エジプト文明(ナイル川流域)、メソポタミア文明(チグリス・ユーフラテス川流域)、インド文明(インダス川流域)、中国文明(黄河流域)。 |
| 四大礼式 |
冠、婚、葬、祭。 |